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悪いヤツほど出世する (日経ビジネス人文庫)
悪いヤツほど出世する (日経ビジネス人文庫) の表紙

悪いヤツほど出世する (日経ビジネス人文庫)

入手 2020.08.03読了 2020.08.10★★★☆☆

出版年
2018 年
ページ
336 p

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「悪いヤツ」(必要悪をきちんとできる人)が最後には偉くなる、という話。非協力ゲームになってしまっている現実を突きつけてくる良書。

得たもの

囚人のジレンマのゲーム状況だと分かっていて、わざわざ協力姿勢を提示するのはアホだということなんだろう。非協力ゲームになってしまっている現実を突きつけてくる良書だった。

流し読み(後半はかなり雑に)した上でのボヤキだが、ビジネスという世界にはまだ宗教国家的な特性が残っているように解釈した。各起業家や取締役が教祖の国家が乱立した世の中で、その話を広める宣教師的な人がいて、救いを求める迷える子羊(労働者)がいる。遅れてきた近代化を主張されているようなイメージ。

読んで厭世的な気持ちになった。大きな社会にインパクトを与えるには組織が必要そうだが、組織でやっていくには「やるか/やられるか」だと自覚して立ち振る舞うべき、と。ナイーブでは生きていけないこうした殺伐とした世界観が、物悲しくもある。こうした世界観に正面から突っ込むこともなく、かといって俗世から離れる(隠居して逃げる)こともなく、いい感じに生きる方法はないかなと思った。宗教による結合が薄れて会社という組織の必要性が低くなっていくとすれば、その変化の先に活路があるような気もする。


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ISBN 9784532198558