山と獣と肉と皮

狩猟・解体・料理・皮革という一連の過程を、著者の気づきとともに追体験できる一冊。こういう本はあまり読まないこともあり、新鮮だった。
読んだ経緯
命の始まりと終わりについて考えることが増えていた。現代社会は命の始まりと終わりの「きれいな部分」にしか目を向けていないのではないかと感じ、狩猟や解体という、命と向き合う現場を知りたいと思っていたところ、妊娠・出産・葬送を撮ってきた著者が狩猟に4年間向き合って書いた、命の始まりと終わりの両方を扱う一冊として選んだ。
得たもの
狩猟・解体・料理・皮革という一連の過程が、著者自身の気づきとともに描かれていて、読みながら疑似体験しているような感覚があった。命を奪うことへの悲しみと、食べることの嬉しさが同時に生起する感覚や、皮が革になる技術への興味など、普段の生活では実感する機会のない視点に触れられた。こういう本はあまり読まないこともあり、新鮮だった。
ISBN 9784750516646