ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫 学術19)

写真で「0→1の複製」が可能になった時代に、芸術のコアをどこに置いていたか。AIで複製がさらに進んだ今、逆に重みを増してくる。
読んだ経緯
大学院時代の後輩との読書会(AI × 政治哲学)で。『AIの政治哲学』・『AIの心理学』を読んだ流れで、複製技術そのものを扱った古典に戻った回。
得たもの
いまは複製どころか「作る」行為そのものが複製の上に乗っているような時代。だからこそ、写真という「0→1の複製」が初めて可能になった当時、芸術の核をどこに置いていたのか、つまりアウラの話を読み直すのは示唆的だった。当たり前になった発明の、発明された瞬間の戸惑いを借りてこられる。
ISBN 9784006000196