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フェイクニュースを科学する 拡散するデマ,陰謀論,プロパガンダのしくみ ((DOJIN選書: 79))
フェイクニュースを科学する 拡散するデマ,陰謀論,プロパガンダのしくみ ((DOJIN選書: 79)) の表紙

フェイクニュースを科学する 拡散するデマ,陰謀論,プロパガンダのしくみ ((DOJIN選書: 79))

入手 2020.04.21読了 2020.04.28★★★☆☆

出版社
化学同人
出版年
2018 年
ページ
192 p

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フェイクニュース・デマが広がる仕組みを、社会心理学とデータサイエンスが合わさった視点で分析する本。社会ネットワークの構造の話として腹落ちした。

得たもの

社会心理学とデータサイエンスがくっついたような学問(計算社会学・社会経済システムといった専門)の存在をはじめて知った。偽情報が生まれる原因やそれに踊らされてしまう原因は、個人の判断能力に帰責されるものではなく、集団や社会ネットワークそのものの構造として扱われるあたりが、社会心理学っぽい視点だと思った。

この主張を見ると、安直にYouTubeで情報発信するという方法論についても考え直さねばと思わされる(ここでも認知的不協和が絡んでくる)。

読んだ後、何が真実か分からなくなっている今、真実を機械に委ねる主張が出てくるのも案外自然な流れかもしれない、と思うようになった。人間のエゴが真実を捻じ曲げて何が真実か分からなくなるくらいなら、ニュートラルなアルゴリズムが判断してくれる方が声の大きいエゴに飲み込まれるよりマシ、という論理で機械を神格化していく流れ。正しい・真実かは分からないけれど人間よりは間違えないだろう、という感覚が広まって信じ始められる、というのがポスト・トゥルースの行き着く先の一つとしてありえそうだと思った。


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ISBN 9784759816792