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限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭
限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭 の表紙

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

入手 2016.01.31読了 2016.02.07★★★★☆

出版社
NHK出版
出版年
2015 年
ページ
536 p

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就職を目前に「資本主義に飲み込まれる」感覚で気が滅入っていた頃に、働かずに生きる道もありうると思わせてくれた本。実現可能性より「夢を見せてくれる」枠で読んだ。

読んだ経緯

大学の課題図書的に。4月から新社会人になるのに、働くことにも資本主義社会に飛び込むことにも希望が持てず、気分が沈んでいた時期だった。

得たもの

限界費用がゼロに近づくと、経済学の大前提である希少性が潤沢さに置き換わり、資本を回して成長する仕組みそのものが回らなくなる。この「資本主義の矛盾」の指摘が印象に残った。GDPをむやみに絶対視しなくていい未来像が示されていて、労働を自己実現ではなく手段(妥協)としか思えない自分にとっては、「働かなくても必要なものが手に入るなら別にいい」という考えを補強してくれた。

著者は学者ではなく実務家(エコノミスト)で、本人も認めているとおりアカデミックな検証の書ではない。あくまで「夢を見させてくれる本」として読むのがいい。

どんな人に

働くことに希望を持ちたい人、とくに就職前で資本主義に気圧されている人。逆に、実現可能性の精査を求める人には向かない。


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ISBN 9784140816875