← 本棚
私たちはどう生きるべきか
私たちはどう生きるべきか の表紙

私たちはどう生きるべきか

入手 2016.01.17読了 2016.01.24★★★★☆

出版社
筑摩書房
出版年
2013 年

アフィリエイトリンクです

「倫理的に生きるべき」という結論より、「自分で選択していないこと」こそが問題だ、という補助線が残った。生きる意義=生の価値を選び取っていくプロセスそのもの、という自分の考えの土台。

読んだ経緯

学部の課題図書。就職を控えて、敷かれた価値観(まず仕事を頑張る、会社は家族、等)に乗る前に一度立ち止まりたかった。

得たもの

本書の結論は「倫理的に生きること」だが、自分に残ったのはそこではなく、物質主義に流されている人は「究極の選択(私的利益か倫理か)」に向き合っていない、選んでいないことが問題だ、という指摘のほう。

かつて所得より社会的意義を、とNPO的な方向で動いていた時期に「なぜこの“私”が他人のためにつらい思いを」という虚無に陥った経験と重なった。生き方の内容(利己か利他か)ではなく、自分で選び取ったかどうかが本質で、生きる意義とは定まった答えではなく、それを悩み模索するプロセスそのものだ、という今の自分の考えは、この本を通ったところがある。

どんな人に

就職・進学など、用意された価値観に乗る手前で足を止めたい人。倫理・生物学・思想を横断して緻密に議論されるので、啓発本の語り口が苦手な人でも読める。


同じタグの本

ISBN 9784480095817