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世界は贈与でできている——資本主義の「すきま」を埋める倫理学
世界は贈与でできている——資本主義の「すきま」を埋める倫理学 の表紙

世界は贈与でできている——資本主義の「すきま」を埋める倫理学

入手 2020.08.03読了 2020.08.10★★★☆☆

出版年
2020 年
ページ
256 p

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緩い文体で3時間くらいで読めるのに、メッセージ性はとても強い良書。贈与は与え合うものではなく受け取り合うもの、という整理に納得した。

得たもの

交換(経済)では説明できない、お金で買えないものである「贈与」を整理してくれる本。贈与とは与え合うものではなく受け取り合うもの、というのが印象的だった。受け取り手が贈与だと気づいた時点で贈与が発生する、つまり贈与は送り手ではなくむしろ受け手の想像力の問題でもある、という捉え方。科学や社会制度も過去の誰かの産物だが、それが所与ではなく誰かの「贈与」だと気づけるかは受け手次第、という話も残った。

交換の論理では「生きる意味」を定義できないけれど、贈与ならできると思えた。使命とか天職というものを、納得できる形で理解できた気がする。

どんな人に

偽善だとか、計算(先行投資的)のあるギブはどうなのか、といった気になるポイントも一通り整理された上で書かれているので、そのあたりが気になっている人には特に納得感があると思う。3時間くらいで読める文体の軽さも読みやすい。


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ISBN 9784910063058