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自由 (思考のフロンティア 第?期)
自由 (思考のフロンティア 第?期) の表紙

自由 (思考のフロンティア 第?期)

入手 2016.03.09読了 2016.03.16★★★★☆

出版社
岩波書店
出版年
2005 年
ページ
140 p

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「自由=干渉の不在」では取りこぼす6つの論点(選択肢の質、アクセス可能性、適応的選好、構造的要因、干渉なき支配、政治的自由)。漠然とした「自由」を掴む初歩。

読んだ経緯

講義で気になっていたが読めておらず、就職前に。当時この本を下敷きにした政治的な議論も出回っていて、その元を確かめたい気持ちもあった。

その後、大学院に入り直し、著者のゼミで読み直すことになって2021年に買い直した。

得たもの

バーリンの消極的自由(干渉の不在)を叩き台に、それでは捉えられない論点が6つ整理される。選択肢の質、実質的なアクセス可能性(センのケイパビリティ)、外から抑圧され続けて望まなくなる適応的選好、意図せざる構造的な干渉、口は出さないが従わせられる「干渉なき支配」、他者との間ではじめて行使できる政治的自由。

自由は権力の外にあるのではなく権力の内にあり、権力の形を変えていく運動の中にある、という所在の話も持ち帰った。一方で、権力は複数あり多層的なので、反権力に流されるだけでは自由ではないし、思考コストが膨大になる、という留保も自分の中に残っている。

どんな人に

「自由」という言葉を漠然としか持っていない人が、争点と潮流を掴む起点として。薄い。


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ISBN 9784000270113