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リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門
リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門 の表紙

リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

入手 2019.12.08読了 2019.12.22★★★★☆

出版年
2015 年
ページ
181 p

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硬い法哲学の内容を対談形式でフランクに。リベラリズム=自由主義ではなく「正義主義」、視点の反転可能性を要求する立場、という整理。

読んだ経緯

井上達夫の法哲学を入門的に押さえたくて。

得たもの

全編が対談の文字起こしで、硬い内容がフランクに語られる塩梅が読みやすかった。

リベラリズムは単なる自由主義ではなく、自分に都合のよい主張ではなく他人に同じことをやられても許容できることを要求する、つまり視点の反転可能性を課す立場で、その意味で「正義主義」と呼べる、という整理。善に先行する正義による制約、正当性(rightness)と正統性(legitimacy)の区別、国内の正義が国外の搾取の上に成り立っているならそれは不正義だというグローバル・ジャスティスの発想。

主権国家は答責性の観点から必要(NGOや多国籍企業は国外へ逃げたり解体したりして責任逃れができるが、国家はできない)という論点は、そのままブロックチェーンで「逃げも隠れもできない状況」を設計できるのか、という自分の関心につながった。

どんな人に

リベラリズムを政治的スローガンとしてではなく法哲学の概念として押さえたい人。


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ISBN 9784620323091